私たちは習慣で生きています。行動はもちろんですが「モノの考え方」も習慣的に行っています。日々の考えのほとんどは、分析的、集中的、批判的といった型にはまってしまっています。
私たちは言葉で考えを表現します。しゃべるとか、文字を使うとか、メールやレポートを書くとかいう行為はとても自然なことに思えます。だから、それを省みて、もっとよいやり方を探そうとする人はあまりいません。
数学者は方程式で、会計士は数字で、画家は絵で、作曲家は音楽で、建築家は図面で、エンジニアは模型で、映画監督は映像で、自分の考えを表現します。
彼らのように、あなたが考えを表現するときも、いろいろな方法があるのです。
ものにはいろいろな見方があり、それらはどれも不完全であることを、思考に達人は知っています。誰にでもその人なりのものの見方がありますが、それは数多くある見方のうちのひとつにすぎないことを、常に心に留めておきましょう。
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