人は仕事を、「労働」「キャリア」「天職」の3つのうちの1つとしてとらえています。
「労働」は、個人の充足感よりも金銭的な報酬に関心がおかれています。仕事を「労働」ととらえている人は、仕事に対して給料以外には、何の期待も抱いていません。
仕事を「キャリア」としてとらえている人は、お金や昇進といった外的要因や、権力や特権を獲得することが働くための主な動機となっています。
働くことを「天職」と感じている人にとっては、働くこと自体が目的です。この人は、自己の成長や向上などの内的な動機付けから仕事をし、精神的にたいへん充実しています。彼の目標は自分の欲求に深く根ざしています。やっていることに情熱をもち、仕事から大きな充足感を得ています。
次の質問に答えて、それぞれの答えの中にある共通点を考えてみましょう。
①私にとって意義あることは何だろう? 何が私に目的意識を与えてくれるだろう?
②私にとって楽しいことは何だろう? どういうことをしていると楽しいのだろう?
③私の強みは何だろう? 何が得意だろう?
これらの質問に答えることによって、天職とは何かというマクロな視点で人生をとらえることができると同時に、日々の暮らしの中でどうしたいかというミクロな視点でも人生の道のりを考えることができます。
【名言】
働くことから湧き出る喜びを味わいなさい。
ヘンリー・ワーズワース・ロングフェロー(作家)
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