あなたがこれまでなにか新しいことを学ぼうとしたとき、仕事でも、勉強でも、あなたの上司、先生、親はどれくらいあなたに「失敗する権利」を与えていましたか。
すなわち、失敗を悪として追求せず、成功へのステップとしてとらえ、その間じっと見守り続けてくれたでしょうか。それはあなたにとって十分なものでしたか。それとも、もう少し失敗できる幅があったらよかったでしょうか。逆に今、誰かが新しいことを学ぶのをサポートする立場にあなたがいるとしたら、どれくらいその人に「失敗する権利」を与えているかを振り返ってみてください。
人材育成という場面では、相手に「失敗する権利」をもっと与えてもいいような気がします。それはなによりも「失敗する権利」を与えることが、相手の自発性を生み出すことに結びつくからです。
逆にいえば「失敗する権利」がないところでは行動がどうしても「しなければならない」の連続になり、自発性よりも義務感を助長してしまいます。あなたはどのくらい部下に「失敗する権利」を与えているのか、一度立ち止まって考える価値はあるでしょう。
ポイント:失敗は成功の前提と考え、寛容になりましょう。
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