068 部下との関係を見直す

リーダーであるあなたにとって、あなたと部下との関係を良好に保つことはチームとして成果を上げるための大事な要素の一つです。以下のチェックポイントは、あなたが部下との関係を見直すヒントになります。

・自分の部下に関心を持つ

彼らが何より求めているのは、承認されたり、理解してもらうことです。自分が理解されていると感じたとき、彼らは自ら答えをだすことができます。

・プロジェクトの価値を理解する

上司がプロジェクトの価値をしっかり理解していて、それを部下に伝えれば、彼らもそれに同意するでしょう。逆に上司がその価値を疑っていれば、それは相手に伝わります。

・深いレベルでの関係を持つ

友人のように接するのではなく、深いレベルでの正直さや、オープンな姿勢、リクエストしあう関係を持ちましょう。

・部下と自分の間に線を引く

部下に多くのアドバイスを与えることと、彼らからの要望を何でも受け入れることは、似て非なるものです。要望を全面的にサポートすることは可能であっても、それが間違った方向になってはいけません。早い段階での方針を打ち出し、できることとできないことの線引きを明らかにします。

・説明する

彼らとの間に問題を感じたときは、話をする場を持ちます。そこでのポイントは、①彼らに理解してほしい自分の基本方針を説明する、②自分が彼らに要求することとその目的を説明する、③彼らにこの問題をどう考えるかを聞く、です。

・NOを言える関係を持つ

自己主張うしてはいけないと信じてきた人は、自分をアピールしたり、NOということが難しいものです。自分の部下に、NOと言うのは悪いことではないことを認識させましょう。

・満足していることを聞く

部下との会話は、あまりにも失敗や問題に集中しがちです。前回のプロジェクトで好きだったことは？などと部下に尋ねると、彼らは自分の仕事を通してどのように満足を得るか、ということを意識するようになります。

・挑戦させる

自分の部下が、仕事や人間関係に疲れたり、前進しないでいるときには、ときには彼らに対して挑戦したり、彼らが自分に対して挑戦できるようサポートします。

・自分の過去と重ねない

自分の部下のおかれている状況と自分が過去に体験したものを混同しないようにしましょう。なぜなら、類似点ばかりとらえ、相違点を見落としがちになるからです。主観的でなく、客観的な部下指導を心がけましょう。

・自分を指導する

部下を指導する前に、自分が自分のよき指導者になりましょう。上司としての説得力や魅力が増すことでしょう。