089 部下の相談はこうして聞く

リーダーであるあなたにとって部下の相談を聞くことは、チームワークとして成果を上げていくうえで大切な仕事の一つです。

部下が安心してあなたに相談できる10のヒントです。

①待つ、そしてもっと待つ
「聞くこと」は、「自分が話すために自分の部下の話が終わるのを待つこと」ではありません。自分の思う長さの2倍は待ちましょう。相手が十分に考えそして話せるように。

②自分の話をしない
部下の関心を自分に向けさせてしまう危険があります。自分自身の話は求められるまでしないこと。もし尋ねられた場合も手短に。

③大きなことより、小さなことについてたくさん質問する
事細かに、そして具体的に尋ねましょう。人は動くとき、具体的であることを好みます。

④正直でいる
部下の話を見失ったり、理解できなかったら、そう伝えます。相手は中断されても自分が理解されることを歓迎するでしょう。

⑤部下の立場に立つ
批判やアドバイスはしません。すべて相手の視点から物事を見ます。決めつけるのを避けましょう。

⑥ネガティブな反応をしない
よりごのみせず、寛容さと忍耐を持ちましょう。訂正したり、以前に聞いたことがあるかのようにふるまってはいけません。たとえ聞いたことがあっても、前とは違って、何か教えられる点があるかもしれません。

⑦自分がそこにいることを伝えられるような短いフレーズを使う
「ええ」「はい」「そうですね」「おっしゃることはわかります」。どれも短いですが、相手に伝わるものばかりです。それらを賢く選び、注意深く会話にさしはさみます。決してただの繰り返しにしないこと。そこにこめられた本当のメッセージは、「私は聞いています。どうぞお続けください」。

⑧ユーモアと笑いを使う
ユーモアを活かして口調を明るくします。深刻な状況にあるとしても、笑いを忘れないこと。

⑨部下の鏡になる
時折、自分の部下の言っていることを要約します。これで話をはっきりさせることができ、相手にとってあなたが理解していることが伝わります。同時に彼は自分が話した内容を聞いて、もっと深めることができます。

⑩与えることを決断する
この会話は、あくまで部下が話すためのもので、自分は聞き手であることを決めます。指摘したり、彼に何かを教えようとしないこと。それは時間とともにやってきます。


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