271 あなたのチームをプロフェッショナルにする

リーダーであるあなたに求められていることは、自分のチームをプロフェッショナルにして、チームとしての成果をあげていくことです。そのためのヒントを紹介します。 

・チーム意識をつくりだす 
個人がそれぞれ決まりきった仕事をしているのではなく、製品やサービスをともにつくりだすことに誇りを持ちながら、ともに働いているのがチームです。 
 
・自分の部下はみなプロフェッショナルである 
自分のチームのメンバーに、プロフェッショナルのように行動し、プロフェッショナルのように装うように言い続けましょう。そうすることで彼らはセルフイメージをふくらませ、仕事に対してより高い熱意を持つようになります。あなたが彼らをプロフェッショナルとして尊重すれば、彼らもあなたのことをマネジャーとして尊重するようになります。 
 
・一日に5回ほめる 
毎日5回、自分のセクションで働くすべての人を心からほめるようにしましょう。どんな人でも、心から認めて欲しい!と思っているのです。ほめることは、オフィス内に奇跡をもたらします。部下に対して批判的な態度をとると、その部下の創造力や生産性を台無しにすることにもなりかねません。行動に対して間違いを指摘はしても、その人自身を批判してはいけません。 

・よく観察し、耳を傾ける 
常に目を配り、部下の話す言葉の裏側にも耳を傾けましょう。 
質問に答えるときも敬意を持って、しっかりと最後まで質問を聞き届けましょう。そうすることは、あなたと部下のコミュニケーションを始めるきっかけとなります。職場においては、コミュニケーションの欠如は大きな問題になりうるのです。 

・自由を与える 
部下のやり方が自分の本当に望むやり方ではなくても、「こういう方法でやった方がよかった」などと言ってはいけません。リーダーの役割は、部下を指示し、手をさしのべ、進むべき方向を示すということです。主導権はリーダーのあなたが握っています。しかし彼らが仕事をするうえでクリエイティビティを発揮するのを邪魔してはいけないのです。 

・よりよい仕事のできる環境をつくる 
部下と個別にときどき気軽に話す時間を持ち、彼らが仕事をより効率的に、やりやすくするために会社にできることは何かを尋ねてみましょう。部下は自分たちの努力が確かに評価されていることを感じるようになります。 

・素晴らしい仕事はきちんと評価する 
部下が素晴らしい仕事をしたら、ぜひ彼または彼女に数日の休暇を与えましょう。または、次に出張があるときは伴侶をつれてでかけ、帰りにそこでゆっくりしてくるように言いましょう。マネジャーたちは結果に注目し、社員をたきつけるあまり、その結果を生みだす社員たちが疲れきってしまうことをときどき忘れてしまうのです。 

・彼らをサポートする 
もしあなたのチームのメンバーが仕事上ほしいものがあるといってきたら、その理由をいちいち説明させるようなことはやめましょう。やる気を失わせるからです。もしそのとき彼らが必要とするものを与えられないのなら、その理由を伝えます。彼らはあなたが部下を信用し、サポートしようとしているということを理解するでしょう。 

・信頼されるために信頼する 
チームを信頼します。そうしたらチームもあなたを信頼するでしょう。重要なのは、彼らをプロフェッショナルとして敬意をもって扱うこと。彼らが自己肯定感を損なうことなく、間違いをおかし訂正できるだけの余裕を与えることを忘れてはいけません。もしあなたが彼らの間違いをいちいち指摘していたら、彼らは責任を回避するようになります。これはリーダーが決しておかしてはならない間違いです。つまり責任を他人に押しつけるということ。ときに責任を負わずに権威を手に入れようとするリーダーがいるのです。 

・行動を起こすようにメンバーを説得する 
明確なゴールを設定し、会社の利益について理解させ、彼らが自らの行動によってどんなものを手に入れることができるかをはっきり理解させるようにしましょう。彼ら自身が会社そのものであり、商品やサービスをつくり、売り、納品するのも彼らなのです。

充実した人生を送る366のヒント

あなたが豊かで充実した人生を送るためのヒントを一日に一つずつ提案します。

0コメント

  • 1000 / 1000