人生には考えるべきときと、行動を起こすべきときがあります。
考えることは大切です。思いつきだけで行動を起こすのは、一般には、愚かなやり方であり、良い結果につながりにくいことでしょう。
考えのない行動がいけないのと同じように、行動のない考えもいけません。これは深く考える人が陥りやすい罠です。完璧さを求めるあまり、実行を先延ばしにしてしまうのです。理想的な解決策が見つからないといって、それを延々と探し続けたり、次々と違ったツールを使って問題の分析や理解を深めようとするのです。
分析をしすぎると、人の思考は堂々巡りになって行き詰まります。行き詰まりそうになったら、行動を起こして先に進むべきなのです。たとえどちらへ進むのが一番いいのか、確信が持てなくても、進んだ方がいいのです。
行動を起こすためのヒント
□「なぜ行き詰まったのか?」と問う
行き詰まり、決断を下せなくなったり、行動を起こせなくなったりしたときは、なぜそうなったのかを振り返ってみましょう。
□わからないことがあってもかまわない
ときには答えのわからないことがあってもかまわないと思いましょう。いつも正しい判断をすることは不可能ですし、すべてを知ることもできません。
□完璧さを求めない
完璧と言える地点には決してたどり着けないことを覚えておきましょう。完璧さよりも、着実に前進することを目標にしましょう。正しい方向に進んでいれば、必ずなんらかの成果は得られます。
□見返りを明らかにする
課題をやり遂げることで得られる見返りを書き出しましょう。収入や、地位や、人間関係や、家族や、文化的な生活や、健康や、自尊心など、いろいろな面での見返りが考えられるでしょう。見返りは行動を起こす原動力になります。
□何かを行うーーとにかく動いてみる
進む方向が決められないとき、とにかく行動を起こして前に進み、様子を見て、それをもとに最初の判断を再検討してみましょう。
□目標をはっきりさせる
先延ばしを克服するうえで、目標をはっきりさせることはとても有効です。
□他人に目標や計画を知ってもらう
自分は何々をするつもりだということを誰かに話した方が、それを実行しやすくなります。
□一時的に立ち止まる
ときには一時的に立ち止まって、息を抜いたり、分析したり、次の行動の計画を練ったりすることが必要です。ただし立ち止まるのは、一時的にしましょう。
□頭の中で予行演習を行う
頭の中シミュレーションを行うことで、いいイメージがあなたの潜在意識に植えつけられます。そうすることで自信が深まり、実際に達成できることのレベルが劇的に高まります。
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