335 コミュニケーションと情報は別物

「必要な人が受け取る」点が、コミュニケーションの問題です。裏返せば、必要なデータが自らの手元に来るようにするには、必要な相手を見つけ、自分でパイプラインを通さなければならないのです。

情報に求められるものは、正確性やタイミングなどです。主観を排除した、簡潔かつ正しい情報が、いち早く手元にあることです。過剰なデータは処理に時間がかかるため、結局は活用されずに放置されることになります。

情報システムの有効性は、事前のコミュニケーションの如何です。情報とコミュニケーションを明確に分けて考えることで「働く人」の能力をより引き出す環境をつくり出さなければなりません。

【ドラッカーの言葉】
コミュニケーションと情報は別物である。ただし依存関係にある。コミュニケーションは知覚の対象であり、情報は論理の対象である。
コミュニケーションを成立させるものは、受け手である。コミュニケーションの内容を発する者、すなわちコミュニケーターではない。彼は発するだけである。聞く者がいなければ、コミュニケーションは成立しない。意味のない音波しかない。

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