363 コミュニケーションは下から上へ

コミュニケーションを成立させるには聴くことが前提ですが、それだけでなく伝えようとすることを双方が誤解なく知覚し共有するには、次の二つの条件が欠かせません。
・情報は双方が知覚できる形になっているか(発する側の言葉や文字など)
・受け手の期待を心得ているか(受け手は動機づけられているか)
それゆえ、チームにおいては日頃から共通言語を増やしておくことがポイントとなります。例えば、目的、目標、成果の正確な意味をメンバー全員が共有しているでしょうか。
また、人材育成を通じて互いの強みや動機づけ要因を把握しておくことも、コミュニケーションの土壌を醸成する有用な機会となります。

【ドラッカーの言葉】
コミュニケーションは、受け手とされる人からスタートしなければならない。すなわち、上へ向けて始められなければならない。下へ向けたコミュニケーションでは機能しない。
もちろん聞くだけでは不足である。下から上へのコミュニケーションといえでも、発し手と受け手の双方が知覚し共有することのできるものに焦点を合わせなければならない。しかも受け手が、すでに動機づけられたものに焦点を合わせなければならない。

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