543 思いと行い

果実には種、水には泉という源があるように、行いにも思いという源があります。あなたの行いは、いかなる源も持たず、いきなり姿を現わすものなどではないのです。そしてそれは、長く静かな成長の結果であり、多くのエネルギーが費やされた、隠れた長い行程の最後の部分です。
もしあなたが、自分の誤った行いや、自分に投げかけられる誘惑を、自分自身の思いの明らかな結果として認識できたならば、そのときから、それらを克服する作業は、あなたにとって極めて単純な作業となります。それらは、あなたの目に、最初から十分に達成可能な目標に見え、明らかな現実となります。
なぜならば、あなたが清らかで善良な思いを心の中にとどめ、それを抱きしめ、めぐらし続けたなら、その思いは成長し、パワーを蓄え、最終的には、成熟した姿で外側に飛び出すための絶好の機会を、それ自身のもとに引き寄せることになるからです。
自分の心をしっかりと守ることです。なぜなら、あなたがいま、心の中で密かにめぐらし続けている思いは、それが良いものでも悪いものでも、いつか必ず、あなたの行いとして外側の世界に出現することになるからです。

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