831 物より経験にお金をかける

お金はたしかに生活を楽にしますが、それは必ずしも幸せと同義ではありません。何にお金を使うかで大きな違いが生まれます。

経験にお金を使った場合、車や家、新しい機器など、物にお金を使った場合よりも、幸せだと感じる傾向にあるという研究結果があります。

お金を使って得た経験から生まれる幸せはその瞬間に留まりません。過去の経験について考えたり、未来の経験を期待したりすると、過去に買った物や将来買う物を考えたりするよりも、ずっと前向きな気持ちになれるのです。

時間やお金を物ではなく経験に使うと、より大きな喜びが得られます。

物から得られる喜びは比較的限られたもので、時間とともに消えてしまいます。ところが経験は自分の中に取り込むのに時間がかかり、時間とともに重要度が増し、一生の思い出となるのです。

物よりも経験にお金をかける方が好ましいもう一つの理由は、経験には社会的要素が
含まれることが多いという点です。物は個人的に楽しむことが多いのですが、経験はほかの人と共有する傾向にあります。ほかの人と一緒に物事を経験すると、社会的なつながりが増し、人間関係が強まり、人との結びつきがより深く強くなります。

これらはすべてわたしたちの幸せにつながります。

充実した人生を送る366のヒント

あなたが豊かで充実した人生を送るためのヒントを一日に一つずつ提案します。

0コメント

  • 1000 / 1000