843 声をあげて自分を表現する

人間は考えたことや感じたことを声に出す力を授かっています。でも多くの人はこの才能をきちんと生かしていません。黙っていた方が良い状況もあるかもしれませんが、たいていの場合、声に出すことは大いに役立ちます。思ったことを率直に語れば人間関係や自信が強まり、ストレスが軽減し、キャリアアップにもつながります。

声に出し、それを前向きに使えば、驚くほどの効果が得られます。時間をかけて自分を表現することによって本音が伝わり、自分のことや自分が何を考えているのかをもっとよく理解してもらえるだけでなく、より密接な関係を築くことにもなります。

声を上げることは自信や自尊心を育てるうえで大切です。思ったことを自分の中に抱え込むと、目の前の問題について意見がないというメッセージを、気づかないうちに発してしまいます。その結果、決断をほかの人に委ね、考え方や感じ方を決められることになります。さらんい、自分の直感が信じられなくなり、自分の考えとほかの人が自分に期待する考えとの区別がつかなくなってしまうのです。

考えをはっきり言うこと、とくに不評を招きそうなことを言うためには勇気が必要です。それでもそこで勇気を出せば、やがて簡単にできるようになって自信がつき、自尊心も高まるのです。

自分を表現することは、ほかの人からの尊敬を得ることにもつながります。たとえば、職場では、会議で発言し、アイデアや問題の解決策を声に出して伝えれば、議論に対する意見を持ち、分析的思考ができると示すことになります。
気にかかっていることを口にすることで、変化への道が切り開かれるのです。

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